「人に協力させるノウハウってありますか?」と言う質問から考える『人の巻き込み方』
先日、今までの人生を語るという講演会に登壇したのですが、
その時にとある学生からこんな質問をされました
「自分でなんとかやる力はつけることができたんですけど、人に協力させるというか、人を巻き込むノウハウみたいなのってあるんですか??」
今日はこれについて書いていきます。
僕は第一声でこう返しました。
「“協力させる”って言うのがもう違うと思う」
少し厳しめかな、と思いながら何かを届けたかったから思ったことを率直に言うことにしました。
そんな僕のことに興味持ってくださった方は下記の自己紹介を見てみてください。
●“協力させる”と言う真意
協力させる、と言う言葉にはどんな意味が込められているかを考えました。
と言うのも、僕だったら
「協力してもらう」と言う表現しか出てこないから。
じゃあ、“させる”ってなんで出てきたんだろう。
多分だけど、
協力してくれる人のことを大切に思っていないから。
協力してくれることを当たり前って思っているから。
なんで自分に協力しようと思ってここにきてくれたのか考えていないから。
すっごくキツめに言うと、
人を駒のように思っているから。
だから“させる”って言葉が出てくるんだと思う。
●人は勘違いする
よくある話だと思うんです。
特にリーダーとかそう言う役割になると、自分が偉くなったと言うか、そんな風に。
僕も経験があるのでよくわかります。
偉くなると、ちょっと人より優秀になったと勘違いして、往往にして人の扱いが雑になります。
元々雑な人もいますが、人をまとめる経験が少ない人ほどそうなる傾向が強いように思いますね。
●2パターンのリーダー
人の上に立つ機会とか、人をまとめる機会とかって、
2つのパターンがあると思うんですね。
- 自分で始めた団体なり、会社なり事業。
- 誰かから引き継いだもの
1の場合は創始者ということで
ある程度の無理をできるかと思います。
自分のビジョンに共感してくれた人が集まるわけですから、
人の出入りはたくさんあると思いますが、突っ走ることも必要だと思います。
2の場合は、引き継ぎということで、
難しいことが多いです。
まず、何であなたに協力しないといけないの?と言うところから作っていかないといけないからです。
団体としての形はあります。今までの団体としての実績もあります。
でも、代表を引き継いだ「人」には実績や信頼がないんです。
だからそこを1から作らないといけないんですね。
そこが結構大変だったりする。
●人と協力してやっていく方法
質問された際に答えたのは、
「一緒にやってくれる人に感謝しないといけないと思う」
ということでした。
確かに自分の作った団体かもしれないし、引き継いだ団体かもしれないけど、
人が協力してくれて、初めて組織になるわけですね。
一人だと、何もできない。
これにまず気がついて欲しい。
そうしたら、少しずつ変わっていくと思う。
僕はそれに気がつかなかったから1回1人になりました。
結構辛い思いをした。
だから気がついたのかもしれないですけど笑
この気持ちが大前提にないと、何事もうまくいかないと思うんですね。
それを元に、
「協力してくれる人が何を求めているか」を考えることって大切だと考えています。
何の理由もなしに人と一緒にいるとか、協力するとかってあまりないと思うんですね。逆に言うと何か理由があると言うことです。
これにいかに気がつくか、そして、いかにそれを満たすことができるか、がリーダーに求められていることです。
●僕の場合
僕は、協力してくれる人、団体のメンバーはみんな本気で大好きです。
心から愛してます。笑
多分そう言う気持ちは伝わる。
伝わっている。
だから結構無理言っても協力してくれたり、一緒に楽しんだりすることができるんだと思います。
人と一緒に何かをやっていくって、永遠に尽きない悩みだと思うんです。
こんなことを書いている僕もいつも悩んでます。
(↓悩まないって決めたのに笑↓)
でも、そんな悩みに少しでも届けば嬉しいです。
笑顔で楽しむことが一番大切ですね。
ゆうちゃん
===過去記事===
社長の気持ちを考えた話。